鼈甲を土台とした螺鈿蒔絵で名工会の中では最も若い職人である。鼈甲螺鈿蒔絵から盛り上がった高級な高蒔絵まで作る。吹けば飛んでしまいそうな微細な貝のかけらを、漆と共に繰り返し嵌め込んでいく。薄紫色の非常にきれいな貝である。漆の乾燥には湿度を必要とする。磨く作業によって次第に命が吹き込まれ、細工は上品な鼈甲の輝きを放ち始める。 螺鈿蒔絵の素晴しさは、美しさと品格にある。その存在感は装飾品の域に止どまらず、美術品としての価値も高い。毎回撮影者泣かせの筆頭に挙げられるのがこの螺鈿蒔絵。作品全てが光と輝きを計算して作られている。正面から形をそのまま撮ればシックなブローチであるが、微妙に動く時、上品な蒔絵の中に隠れている螺鈿の美しい小さな輝きがこぼれる。螺鈿は球面に張られている為、反射角度の違いから動きによって輝きが移動し表情を変える。掲載した写真を見て、素晴しい美術工芸品を楽しんで頂けるようであれば撮影は成功である。輝きを少しでも見られるように角度を付けて撮影している。土方氏の螺鈿蒔絵の作品の土台となる鼈甲細工は、ベテランの鼈甲職人、石川忠義氏が担当している。石川氏も又、江戸の技を伝承する数少ない鼈甲細工職人である。
●価格は12万円〜25万円迄が目安です。 ●作品はすべて手づくりです。写真の作品が売約済の場合もございます。 ●制作機関は3ヶ月〜6ヶ月ほどですが、まずは名工会にお問合せください。
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