職人の住む町
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民画の究極を見る思いがする。工夫を凝らした絵ではないが、江戸初期から大津宿で生まれて歴史を伝え続ける凄みは見る物を魅了する。修業というより、ともかく画き続けることによって熟達する技、勢いに乗った技法、色数を限定した所にも歴史を超えて来た独自のリズムを持つ。
絵に風刺などメッセージを載せるところも、始めは思いつきで始めたに違いない。大道画家の売りたい為のひらめきが当たらずとも遠からずといったところと思う。
しかし徐々に衰退していった明治時代に、大津絵師松山翁が守って来た。当代松山氏の曾祖父にあたる師匠である。まさか今日まで続いていようとは江戸の絵師も思ってはいなかったはずである。連綿と続くには意味がある。絵の素晴しさ、多くの画家の競い合いから 無駄を省き、民画として完成度を高め、俳句にも似た突き詰めた簡略化の中、大津絵ならではの画法で凝縮されていった。制限され限られた表現はシャープな作風となり、一般的な民画とは一線引く物となった。当時は価格も安いものであった為に、唐紙の破れ等に貼られたりと、あまり大切にはされなかったようで好事家の収集にも引っ掛からなかったようだ。ゆえに昔の物は残ってはいないとの事、残念でならない。

松山氏の境地は正に、江戸の絵師達そのものと言える。精神が乗り移り、先人達と共に画いている。事実、松山氏による本物の絵が現在あるということ、歴史が生きている瞬間であり、そうした血の道を感じる。もっとあまねく知らせたい民画である。優れた絵師といえる。分家に弟の和堂氏がいるが、歴史の直系絵師としてはこの二人だけである。

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品番 15-7-1
肉筆色紙
単価 13,650円(税込)
購入数
品番 15-7-2
肉筆掛軸(要相談)
単価 147,500円(税込)
購入数
品番 15-7-3
肉筆短冊
単価 6,300円(税込)
購入数

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