職人の住む町
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つまみかんざしの職人には、羽二重(絹布)とちりめん(シボがある布)を使う職人がいます。石原親方はちりめんの簪を得意としています。ちりめんは布が厚手である事と、シボの性質から曲げて花びらを作っても、手を離すとバネが入っているように一瞬に前の小さな布に戻ってしまいます。羽二重よりはるかに難しいちりめんは、正確に布を切る事、正確に折り曲げる事などで極端に仕上げに差が出てきます。親方の場合何枚も重ねて折り曲げ、しかもすっきりとまとめます。
ちりめんがきちんと出来るのは東京エリアに親方ひとり、関西にひとりと、2名しかいないと言えるでしょう。
名工会にこのちりめんの簪を良心的に作って頂けることになりました。大人の為のつまみ簪や、洋装にも合うつまみ簪も作れる唯一の職人です。
絞りのある布をすっきりとまとめている技をご鑑賞下さい。有名デパートなどからの注文が多く、名工会の場合も少しお待ち頂くかも知れません。それとお客さまがデザインされたものや、プロユースのファッションショーなどにもご協力出来るかも知れません。

■ 歴史 江戸時代初期から


  25才から父の手伝い。
  お客様の希望でちりめんに取り組む事になった時、羽二重とは全てが違う世界でした。ちりめんは水分(糊)で縮んでしまい、花の柔らかさが出るまで大変苦労しました。この技術は私独自のものです。
 
  実際に使ってもらえる商品を作ること。納得いくまで作り直すこと。
   

 

職人名 石原 悠好(いしはら ひさよし)
職人区分  
雅号又は銘 久生(きゅうせい)
生年月日 昭和22年9月10日
職種(種) つまみ簪
作品(アイテム) つまみ簪
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
技の種類や工程
つまみの技は丸つまみと角つまみあとはそれの応用です。
生地を切ってつまみ、糊にのせて台にふく。それを簪に組む。
現在の立場(役) 生涯現役
次代 他  
   
 

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