尺八を買うなら遠藤氏を薦めたい。伝承した技をそのまま再現する。好きな音色の物が無ければ作ってくれる。自らも奏者であることは尺八という楽器の性質上当然らしい。本来虚無僧が自ら作る楽器であり、その音は使命を持っている侍の信号であったと言う。同時に武器でもあった。 尺八の歴史は、侍の技を引き継ぐ心構えであり、演奏はたしなみであると考えている。 現在、ほとんどの尺八職人が価格的な問題から、管の中に漆を塗るところをカシューなど別の塗料を使う。それが一概に悪いとは言わないが、親方は伝統を踏まえて、漆を塗ることを守らなければならないといった信念を持ち続けている。漆の素晴らしさは、例えば自ら塗ったというテーブルが親方の家にあるが、普通の塗料のテーブルとは全く違うと言う。腕で寄りかかっていると普通の塗料は汗をかいてベタつくが、漆の場合はさらさらしており、世界一の塗料であることをこうしたことからも実感すると言う。尺八を繋ぐ管も全て昔のままに作る。昔の音色から好みの音色まで、自由に作り出す優れた音の職人である。 楽器、武器、連絡の道具など隠密的な使命を帯びた虚無僧の道具ゆえに、表に出ない流派もあるのではと思え、なおさら神秘性を感じる。 ご注意:製作日数や特注品などについての詳細は、ご連絡いたします。
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