| 類いまれなる凄腕の職人達には共通の形がある。そこには常に感動が介在する。飽くなき追求はその感動を見事に形に現す。
自己が納得出来る極限に迄技を高めていく。それは止まる事を知らない挑戦に裏打ちされている。作る側で物を考えるのではなく、使われる側の感動を重視する姿勢がある。感動してもらえたら、それは取りも直さず、親方自身の喜びである。道具とはその為に考えられ、作られる物と理解している。親方にとっては当然の形である。今や日本の鋏は世界一といわれているが、理美容挟は特に海外においても有名である。親方の挟は、日本の理容美容の業界に止まる事なく、世界的なカリスマ技術者達の絶大なる信頼を勝ち得ている。技術の世界大会においても世界的な技術者達が、親方の鋏で華麗なカットを生み出している。
研ぎから始めた修行であるが、探究心と挑戦する勢いは、いかなる障害もはね除けて進んできたに違いない。こう有りたい、こう有るべきと思うことをひとつひとつ実現してきた。結果こうなっていた。
名工会においてもトップランクである殿堂職人として位置付けたい。
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