ナイフの職人としては唯一の職人である。アメリカの飾る為のシースナイフのジャンルはアマチュア的なもので、一本作る時間を楽しみ、注文に対し、出来の良い物は何本か作るので製作時間がかかり、その経費も当然高くなります。これは依頼者が負担する形になります。親方の場合、ホールディングナイフは比較にならない程技数も必要としますが、注文には適格な技で対応する為、失敗はないし試しもいらない。当然価格も安くなる。親方はスプリングから作り、その硬さから、ブレードの焼き入れに至る迄、客の注文に応じられます。明治からの洋ナイフを伝承している技は全て材料から始まります。 日本人の悪い癖は、うわさや情報に振り回され、本物を見極められないところにあります。職人の世界を見ていると、巷の騙しや嘘が丸見えになってきます。例えば真珠などの世界もまさにこうした流れがみえます。真円が良いとか、淡水は良くないとか、海水物が綺麗とか、日本だけにしかない感覚です。日本の洋ナイフの世界において、プロとしては唯一であり、その技は追随を許さない鹿山親方である事を認識されたい。
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