進藤氏は、作品的な物を作る数少ない意欲的な職人である。年令的にも最も動ける時代であり、今後どのような作品を作るのか楽しみである。 作品としての香炉は 技と根気を持続し最高の状態の日を選んで組み、慎重によせていかなければ崩してしまいそうな銀線の技を余す所なく使って見る物を圧倒する。少しパーツがおかしくなっているからといって力まかせで直せる部分はひとつとして無い訳で、それは長い時間神経を張り詰め、持続させていくことが必要であろうと想像する。出来上がった時の気持ちを考えると思わず万歳を一緒に叫びたい気持ちがする。銀線細工の一つの形として脳裏に焼き付く作品である。
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