芸術家の奇をてらったものではなく、京の竹細工、あくまでも京都らしさに溢れている。どこか控えめで品格がある。 昨今、職人展であるのに、前衛芸術と見紛うような展覧会もあるが、竹と言う歴史上最も古い素材を使うからには、悠久の歳月をかけ伝承してきた技に、それなりの尊敬をもって扱うべきと考える。素材の美しさから離れず、竹に無理をさせず、竹である誇りを壊してはならない。 その中で心を込めて作ってあげることが、職人の技であり、竹の細工に必要なことと思える。そんな事を考えながら、見てもらいたい技である。 竹を使った道具は、多分人類と言われるものが派生した時から、現在迄、素材として生き続けている。素材と技が一体となって織り成す美しさをじっくりと味わって頂きたい。
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