唯一となった手作り三河黒七輪の守り手。窯焼きの七輪職人。
サンマやイワシあるいはブリの塩焼き、そして焼き肉など三河黒七輪で焼くとひと味もふた味も不思議なほどうまいのです。
炭や七輪から発する遠赤外線が表面をあまり焦がさず、しかも中まで火が通ります。三河黒七輪は熱効率が良く、瓦焼きで火勢以上の成果を得るものです。
コンロなどは小型で行楽シーズンには車に積んでバーベキューなどにも便利ですが、防災用に一台用意しておくと言う人もいます。何より陶製七輪は丈夫で、
中でも三河黒七輪は重厚です。昔、瓦製法で作った物は七輪の他に“あんか”と言う道具がありました。四角い箱のような形で上だけが丸く、黒い瓦焼きの箱です。
中に“火種を入れ”があってここに豆炭等を入れ、蒲団の間にこの箱をそのまま入れ中を温めます。今とは違い昔の冬は異常に寒く蒲団に入るのが冷たくて嫌なものでした。
これも遠赤外線が働きとても暖かく極楽でした。こたつの木組みの中心に置くなどもしました。ネコがこたつの蒲団の上で丸くなって寝ていたところからネコあんか等と言う人もいます。
道具はすでになくなりましたが、直火とも違うじわりと熱を伝えるこの基本的な仕組みを進化させたものが三河黒七輪であり、弱火でも強い力を発揮します。
七輪で魚等を焼いて頂くのは正に食通の贅沢かも知れませんが価格的にはお手頃ですから、うまさ優先と言ったところであります。
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