従って数珠の本来の目的はお墓まいりの道具と言うより、生きている自分をお守りするもので、お経が封じ込めてあるといってもよく、本来肌身離さず持つもので、数珠もそうすることによって艶がでて素晴しさが光ってくる。本来は宗派によって70種、調べた結果、こんなに多いのは仏教国で日本だけ。お花の流派が全て鋏が違うのと似ていて思惑がらみで面白い。最近ではどの宗派にも使う事が出来る『八宗念珠』が大半と言う事である。今回の展示はどの宗派にも使える物ばかりを掲載した。材質は香木や菩提樹の実など最高の物を使う。例えば沈香(最高のものは伽羅と言う)で沈丁花科の木に菌が作用し樹脂化したもので、100年かかるものもある。使う所は芯だけという貴重な物、白檀なども芯だけを使う。購入希望者に、着ける人の氏名と生年月日、手首のサイズを採寸して知らせてもらい製作する。技は足踏みロクロでひと玉ひと玉丁寧に作っている。
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