職人の住む町
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火起こしに使う渋団扇。筆者が子供の頃、柴又帝釈天の参道で鰻を扱う料理屋の店先で鰻の裁きから焼きまで見せていました。この頃、焼物を上手く焼くコツは、団扇さばきであることを教えてもらいました。今でも料理屋、鰻屋、焼き鳥屋などでは腰の強い渋団扇を使っています。今では備長炭とセットで売られていることもあります。どこの家座にも当たり前にあった七輪でさんま等を乗せて焼く風景には、必ず渋団扇であおりながら焼いてた物です。考えてみれば昔のほうがおいしく贅沢な焼き方をしていました。
渋団扇を作るのに昔は柿渋を使っていましたが、今は飾りとして団扇を求める人もいると言う事で、柿渋だけではなく見た目も美しいカシュー塗りなども出来ているとのことです。
珍しい業種であり頑張って頂きたいものです。

■ 歴史
岐阜のうちわ作りは、京都のうちわ職人が明治期に、岐阜に移り住んだことから始まったとされています。


  昭和35年、大学卒業後、一度は就職したが26歳で今の仕事に従事。
  岐阜のうちわは漆(現在はカシュー)や渋を塗ったのが特徴。昔から当地では竹や美濃紙に恵まれた為、うちわの他、傘や提灯が名産です。
 
  丁寧に作る。
   

 

職人名 住井一成(すみい かずなり)
雅号又は銘  
生年月日 昭和37年9月13日
職種(種) 渋団扇
作品(アイテム) 渋団扇、両透かし、豆団扇、芭蕉団扇、小判型団扇
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
技の種類や工程
柄塗り-ためし-紙張り-型抜き-縁取り-山型張り-どうけ-下地-上塗り 他
現在の立場(役) 現役
次代 他  


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