職人の住む町
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“包丁は堺”と言う図式は、16世紀中頃にポルトガルから鉄砲と共にたばこが伝来した事に由来する。鉄砲鍛冶の技が基本となり、たばこの葉を刻む包丁を堺で作った。優れた切れ味から幕府の目に止り専売品として“堺極”の刻印を打って全国に広めた。当時は幕府の命で江戸の職人も堺に流れたと言う。
芦氏は分業の多い堺にあって、納得できる仕事を目指し全工程を一人で行っている。指が動かなくなる事故を起こし奮起し、機械を改造して仕事に復帰した。伝統をしっかり見据えながら、堺にあって新しい波と刺激を求め異業種などとも交流し夢に挑戦していく。
ナイフなども作るがクラフト型の削り出し製法のナイフではなく鍛造による堺ならではの物となっている。

■ 歴史
16世紀の天正年間に、堺でタバコの葉を刻む為の包丁として作られたのが始まり。


  私は父の後を継いで、今の仕事に従事する様になりましたが、より付加価値の高い製品を開発する為には、当時の技術では製作する事が出来ず、昼は生活の為の仕事、夜は研究という生活をしていました。研究に必要な参考書や機器は、小使いや夜アルバイトなどをし購入しました。おかげで、随分遠回りをしましたがその間に多くの事が学べ、今ではいろいろな事に応用することが出来、大変役に立っています。
  品質の維持はもちろんですが、何よりもまず人の真似はしない、自分のオリジナリティーを大事にしています。
 
  生成発展(松下幸之助氏の言葉)
  技術の習得も大事ですが、まず先に人間形成を心掛けてほしいと思います。

 

職人名 芦博志(あし ひろし)
雅号又は銘  
生年月日 昭和23年3月25日
職種(種) 刃物
作品(アイテム) 刃物(料理包丁、カスタムナイフ)等
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
約5〜10年。お客様に満足して頂く為の材料選定、熱処理条件、刃先の角度等をバランス良く調整する為のノウハウの収得。
技の種類や工程
デザイン開発-使用材料の選択-鍛造-成型-熱処理-研削-研摩-ハンドル取付及びその作業に必要な治具、工具の製作
現在の立場(役) 生涯現役
次代 他  


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