職人の住む町
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昔はナイフというと“肥後の守”だった。実に懐かしい響きである。昭和35年、淺沼稲次郎暗殺の時、景気は良いのに全てのナイフが追放ムードとなり全く売れなくなった。代りにあまり切れない長方形の大きなカミソリの刃がついたもの(確かボンナイフとかいう名前だった)が登場した。肥後の守にとって代わっていった。この頃、30軒あった同業は全て廃業したという。
肥後の守は明治27年、祖父の重次さんが始めて作った。その関係もあり最後の一軒として頑張ってきたと言う。現在の肥後の守は、特別品として鍛造をきっちりと行う本格的ナイフとしての肥後の守を親方自ら作っている。最近では、小学校で全校生徒が肥後の守で鉛筆を削るという学校と交流も有ると言う。手にすると嬉しくなるナイフである。
竹トンボなど作った事を思い出す。

  小さい頃から作業を手伝っていた。「外の飯を食え」と言うことで、親類に3年間修行をし、それから祖父や父に師事した。
  焼入れと鍛造の難しさ。
 
  刃物の切れ味の良さを見て頂くこと。
   

 

職人名 永尾元佑(ながお もとすけ)
雅号又は銘  
生年月日 昭和8年6月20日
職種(種) 肥後の守
作品(アイテム) 肥後の守ナイフ
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
2年、あくまでも手伝い。
技の種類や工程
切断ム鍛造 製造工程は20以上。
現在の立場(役) 生涯現役
次代 他  
   


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