職人の住む町
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「人の出来ない物を作りたい」飽くなき追求は、籐の技を家具として開花させた。日本の籐の技は世界一と言われている。その第一人者といえる。驚く程軽い籐家具でありながら、3cmもある太い籐を使う、しかも曲げる技術は至難の技と言われている。表皮は滑りも良く時間の経過と共に艶が出てきて魅力があると言う。
しかし生育段階でまだらに剥げたりするが、橋之口氏はこれを巧みに活用する技を持つ。製法は工程全てに様々な独自の技術が駆使され、実に丈夫に作られている。デザインも洗練されており洋間、和室いずれにも合うものといえる。又、炭が体に良いとのことでベットの下に竹炭を組み込むなど、常に体にやさしい家具作りを目指している。
48才の時に現代の名工に選ばれたのもわかる。
  修行時代は、教えてもらって作るのはあたり前だが、自分の目で師匠の作品を常に見て、覚え込んで行く事で、自分に物にしていく。朝食の前に、ひと仕事をし一日が始まる流れであった。
  独自の染と、お客様の掛けやすい椅子作りをモットーとし、自社のベット、食器棚、下駄箱には清浄効果のある竹炭を取入れて、体に優しい物造りを心掛けています。竹炭を入れる事により、洗浄効果を高め自然の素材である籐との係わりで、体に良い気を取り入れる事ができます。
 
  物造りへの追求とお客様の信頼と、喜んで頂ける作品を造り続けていくこと。
  物造りに対する創作の意欲と、忍耐と作品の発想をいかに見い出して、使い良い作品を造り出していくこと。

 

職人名 橋之口幹夫(はしのくち みきお)
職人区分 名匠(特技)
雅号又は銘  
生年月日 昭和24年7月22日
職種(種) 籐家具
作品(アイテム) カウチ、椅子、ベット、食器棚 他
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
5年。籐の素材選び、また曲げの微妙な線の出し方。籐の染め方など。
技の種類や工程
デザインー曲げー研磨編みー塗装ム研磨ム仕上げ塗装
現在の立場(役) 生涯現役
職人は体の動く限り、自分の作品を追求し製作する事が喜びである。
次代 他  


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