職人の住む町
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組子とは障子や襖などの建具を構成する細かい部材のことで、これを作るには計算による割り出しや、機械では作り得ない領域“1/1000mm単位の精度”で加工します。
幾何学的な紋様や曲線を釘や接着剤を使わず、全て手作業で組み上げていきます。江戸の元禄の頃に開発され、3本の細い板を正確に組み合わせて正三角形を作る「三ツ組手(みつくで)」がきっかけです。現在、組み方は200通り以上あります。組子の最高技術とされる“干し網や投網”は、金運や幸福を「すくい取る」縁起から料亭などで多様されてきた障子です。
これらの網組子の凄いところは、組子の1つ1つがすべて異なる“接合角度とサイズ”で構成されています。作品から考えても数少ない組子の職人の代表格のひとりと思われます。親方の所では、コンピューターに寄る“組子建て具のシュミレーション”も可能で、依頼する場合、写真等を先ず送って頂ければ住居に合わせた形で適合する組子建具の提案なども行っています。




  昭和42 先代の元に弟子入り
平成6 石川県工業試験場技術アドバイザ−
平成7 建築協同訓練校 講師
平成11 石川県職人大学 講師
  ・面取籠目のちり返し、見付け違いちり返し干し網など、独自の意匠を考えました。
・時代に合わせ新しいデザインなど積極的に挑戦しています。
 
 
  誠心誠意
  夢と希望

 

職人名 加門 進(かもん すすむ)
雅号又は銘  
生年月日 昭和23年2月23日
職種(種) 組子細工
作品(アイテム) ・ 見付け違い面取り干し網
・ 見付け違いちり返し干し網
・ ちり返し面取り籠目
・ ちり返し青海波 など
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
5年
技の種類や工程
・ 特殊な工具があります。この手入れは他の人には出来ないものです。
・ PCでは補い切れない“レベルでの計算”や“正確な製図”が不可欠な仕事です
現在の立場(役) 現役
次代 他  
     


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