職人の住む町
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筒書きは渋紙の筒に糊を入れ、下書きの輪郭に糊をおいて行く。この糊が木地にしみ込むことで染料が他に滲まない日本独特の手法。もっとも精巧なものは友禅染めや小紋などで同様の技法を使う。色を挿したら洗って糊を落とす。従って普通は糊の部分は白くなるが、糊に色を入れて糊の線に色を加えてしまうといった様々な技がある。
こうした大漁旗などの技法は染めの原点と言えるもので職種が違うと様々な異なる技法がさらに加わる。
芳郎氏は11代目で12代目の広海氏、13代目の成樹氏と続いている。大漁旗だけではなく神楽の幕、のれん、神社仏閣などの幕、そして幟旗なども手掛ける。



  親について20歳代から始め、見聞し、とにかく自分の手で覚えなければならなかった。色を作る時、糊を作る時も何gと計る訳ではなく、見た目や勘に頼るしかない。結構これが難しい。
  お客様の要望になるべく応えるように作成するよう心掛けている。とにかく手作業なので、経験を積むより他ない。
 
  出来た後、自分で満足できる物を作成したい。
  あせらず、一枚一枚大切に仕上げて欲しい。

 

先代・松田芳郎親方は、残念ながら 2010年に享年
90歳にて逝去されました。謹んでお悔やみを申上げます。なおこれからは広海親方が新しい代表となります。
職人名 故・松田芳郎(まつだ よしろう)
松田広海(まつだ ひろみ)
松田成樹(まつだ なりき)
雅号又は銘  
生年月日 大正10年3月14日(芳郎氏)
職種(種) 大漁旗
作品(アイテム) 特注品幕、旗 他
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
10年位。糊を作成し、天候、布地等により多少違えて作成の加減等、奥深い物もありやはり、手で覚えていかなければならない。
技の種類や工程
布出し、下書きー筒書きにて糊付けー乾燥ム色染めー乾燥ム糊落しー乾燥ム縫製ム仕上げ
現在の立場(役) 重要部分参加、指導的立場
次代 他  


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