職人の住む町
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絶えず新しいものに取り組もうとしている熱意のある親方である。その技は、江戸切子の域に止まることなく、更に硝子の奥技を極めようとしている。息子の達也氏は、父親である親方を常に尊敬している様子が感じ取られ、親方と共に硝子の道を歩んでいる。
長年の経験と絶ゆまぬ研究で、次々と秀作を生み出す氏は、切子の世界の代表作家のひとりとして高く評価されている。

  13才の時に切子の世界に入る。始めはタダ働きであり、頂けるようになっても小遣い程度でした。16才の頃工場が倒産しガラス工場を転々として渡り職人のような事をしていました。工場によって作業のやり方が違っており、この事が大分役に立ち仕事を覚えていきました。初めの親方が再び仕事を開始した為、元へ戻りました。23才の時工場の隅を借りて独立しました。
  全てのデザインは自然をテーマにしています。植物や水の流れ、そこに生息する生き物などを取入れています。なります。表現する為の技は従来の切子の技だけでは表現の巾があり、様々な技法を取り入れています。形も様々デザインも様々で、しかも高級なガラスをカットしており、常に音の具合から判断しています。失敗は許されません。難しさの一つに、作品を作っている時の集中力があげられます。命を削っていると言っても過言ではありません。こうした時は誰にも邪魔をさせないように一人でこもって製作します。
 
  ひとつ一つの工程から仕上げに至るまで確実にやります。手元においていただける切子はたった一つの作品ですが、職人としての誇りとしてそうしています。
  息子も頑張っているが、作品を作る時間が取れずに残念です。
でも、かなり腕を上げています、素直に楽しみですね。

 

職人名 根本幸雄(ねもと ゆきお)
根本達也(ねもと たつや)
雅号又は銘  
生年月日 昭和 11年9月21日(幸雄氏)
職種(種) 江戸切子
作品(アイテム) 江戸切子
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
一つの技を覚え参加出来るようになるまではだいたい3年ぐらいかかります。
やる気とセンスが必要で人によってかなり差があり、一通りの技を覚えるには10年はかかります。
ここからが大変で常に勉強です。
技の種類や工程
切子の技に止まる事なく 自由な発想で作品を作っています。
現在の立場(役)
次代 他  


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