職人の住む町
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麻の上布は元禄の頃もっとも隆盛を極めた。伝承としては弥生時代とされているが、神話の流れを考えると羽咋から鹿西町を通るし、麻は当時一般的衣服でこの説に不思議はない。
沢山あった織元も今は山崎氏のみになった。現在は麻は不足しており、苧麻すなわち“からむし”の紡績糸を使っている。従って糸を紡いだ時代のものより、すっきりとし価格も安く出来る。触り心地は、薄くすっきりとして 爽やかで 乾いた麻特有の涼感を感じる。十字絣、亀甲絣など織り上がった絣は、精巧で驚きである。染めは数種の手染めで行う。昔は板染めも行った。
今の若い人は根気がないので織り切れないと言う。一に根気ニに根気という。そうして土地の農家などで古代から連綿と伝承されてきた物である。

  1953年に先代より事業を受継ぎ、新製品創出に試行錯誤しながら現在に至る。先代からは製作技法基礎と業務一般を、また当時在勤の職人達より細部の技法を習う。
  爽やかな手触り、素朴な絣目が醸し出す気品。
 
  健康に留意する事。もの作りへの執念と情熱を常に燃やし続ける。
  心構えが肝要とする。

 

職人名 山崎仁一(やまざき じんいち)
雅号又は銘  
生年月日 昭和5年3月22日
職種(種) 能登上布
作品(アイテム) 男物絣、女物絣、その他柄模様製品
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
個人の能力差あり、3〜5年の修得期間必要。
技の種類や工程
巧緻な絣模様の捺染(手染め)技術、数種の染技術。精密で高い正確度が要求される機織技術。
現在の立場(役) 生涯現役 後継者なし
次代 他  


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