職人の住む町
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自己を見つめて来た人だけがする表情がある。友禅をやり続けて積み重ねて来た確実な自信と誇りが背景にある。その素晴しい表情は御褒美なのかもしれない。そんな事を感じていた。
これしかない道をひたすら歩き続けた結果である。自然の中に居続ける姿勢が作品に現れ、そこには季節や時間や刹那的な空間さえ凝縮されている。
時代は目まぐるしく変わって、着物が日常的でなくなり、薄っぺらな文化に慣れきった今日、こうした深みを知らせていくことが本来大切なことでもある。和の文化の担い手として知らせる為に、どのように頑張れば良いのか。試行錯誤の道。これはこれで挑戦、面白いと思えば、その活動は本物の和の文化を知らせる作業となる。手描き友禅の世界いはさらに深いものになっていく。

  修行を始めた時は16歳になっていなかったと思います。非常に厳しく仕込まれました。
今考えてみれば、昔の呉服屋さんはただ売るだけの割り切った考えではなく、一緒になって私達修業の者にまで、真剣に考えてくれていました。呉服屋さんからのアドバイスはそれは厳しく今となっては有り難く良い思い出になっています。当時は体重がみるみる減っていきました。
  自然の中に自分を常に置き、一体となっていきます。自然のイメージを掴んで、色を読み、そしてイメージの中で色を溶いていきます。そして一つ一つの図柄は自然の佇まいの中にどうあるべきかを図柄と地染めの中で表現していきます。自然を自分のイメージに取込むために常に集中します。
 
  どんな時でも諦めないで信念を貫く。それは活きるということになるのでしょうか。
これは全ての職人が前へ進む時に歩いて来た道と思います。
  どんなにつまらないと思えるようなことでも一生懸命にやることてす。
針の穴を見てどんな小さな穴でも、近付いて穴に目を付けて覗けば次第に穴の先にほぼ180度の視野が開けて来ます。前が見えて来ます。どんな事でもこれは一緒です。覗こうと真剣にやらなければいつまでたっても物は見えませんし、分ったつもりで語ってもそれは穴をみて想像し、知っている事を並べて話しているだけということが多いものです。

 

職人名 椿 逸雄(つばき いつお)
職人区分  
雅号又は銘
生年月日 昭和11年10月26日
職種(種) 友禅師
作品(アイテム) 蘭、桜、椿、白椿、木蓮、白鷺と蓮華、梟 その他屏風等
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
結局その人が持っている資質の問題です。駄目な人はどんなに経験を積んでも駄目な場合が多いようです。結局はよく言われている10年から始まると言う事になります。
技の種類や工程
工程の基本は手描き友禅の場合、同種の物であればほぼ同じですが、最も神経を使うのはスケッチ、構想、アイディアです。技的には、防染、地装、図柄ということになります。
現在の立場(役) 現役
次代 他  
   


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